ボッタス、土壇場でポール逃し後悔「ミディアムタイヤで2回走るべきだった……」
メルセデスのバルテリ・ボッタスは、F1ポルトガルGP予選でルイス・ハミルトンのようにミディアムタイヤで2回アタックしなかったことを後悔していると語った。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
メルセデスのバルテリ・ボッタスは、F1第12戦ポルトガルGPの予選で惜しくもポールポジション獲得を逃したことについて、自分もチームメイトのルイス・ハミルトン同様、ミディアムタイヤで2回アタックするべきだったと後悔していると語った。
予選Q3まで進んだボッタスは、ソフトタイヤを使った1回目のアタックで暫定トップタイムをマーク。その後、メルセデスは2台ともにミディアムタイヤを履かせた。早めにコースインしたハミルトンが、ボッタスのタイムを上回ったものの、ボッタスも負けじとタイムアップ。ポールポジションを手にしたかに見えた。
しかし、ハミルトンはミディアムタイヤで2回目のアタックを敢行。ボッタスよりも0.102秒速いタイムを叩き出し、ポールポジションを奪取した。
予選を振り返ったボッタスは、ミディアムタイヤで1回しかアタックしなかったのは間違いだったと語った。
「実際、ミディアムタイヤの方がソフトよりも少し速く感じたんだ。そして、タイム計測を1回だけ行なうか、クールダウンを挟んで2回アタックするかを選択することになった」
「もちろん、アタック1回だと燃料は少なくて済むけど、タイヤのウォームアップには苦労するかもしれない。僕はそっちに賭けたんだ。Q2ではそれが機能したから、1回のアタックにした。でもどうやら、ルイスが選んだ2度のアタックの方が良かったみたいだ」
「完璧ではなかったけど、まともなラップだった。路面の状態が原因で、ここでクリーンなラップを走るのは本当に難しいんだ。でも僕のラップは良かった。結局の所、僕も2度アタックするべきだったと思う」
一方のハミルトンは、3度のフリー走行全てでトップタイムを記録していたボッタスに対抗するためには、ミディアムタイヤで2度アタックするのが、逆転するための唯一のチャンスだと考えていたという。
「バルテリは今週末、とても速い」
「彼が毎セッショントップに立っていたから、僕はただひたすらタイムを上げようとしてきたんだ」
「最後に、僕は彼のタイムを更新するチャンスを得るために、(ミディアムタイヤで)3周走ることを選択した。一方で彼は1回のアタックにすることを決めたんだと思う。だから僕は『これはチャンスだ。うまくいくはずだ』と思っていた。最後のラップは、走るにつれてどんどん良くなっていったよ」
メルセデスはアタックの回数についてドライバーに決定を委ねており、スムーズな路面でタイヤを機能させることが難しかったことから、ハミルトンは2度アタックすることを決めたと明かした。
「ソフトタイヤかミディアムかという選択もあって、僕たちはふたりともミディアムを選んだ。彼は1ラップを選んで、僕は3周走ることを選んだ。時間もあったからね」
「だから早めにコースインしたんだ。それにミディアムタイヤは……今週末のタイヤはとても硬いんだ。信じられないかもしれないけど、ここでそれを機能させるのはとても難しいんだ。最初のアタックが良くなかった場合に備えて、もう1回アタックしたかった。そして、それは完璧に機能したんだ」
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments