F1

フェラーリF1、実はアップデートで“進化”していた? ルクレール「数字は出ていた。でもバウンシングの問題が……」

フェラーリのシャルル・ルクレールは、アップデートによって2024年マシンは進歩したものの、弊害として顕在化したバウンシングを低減するためにパフォーマンスが見えていないのだと説明した。

Jake Boxall-Legge

Jake Boxall-Legge

公開日時: 2024/08/14 2:32

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Charles Leclerc, Ferrari SF-24

Charles Leclerc, Ferrari SF-24

写真:: Andy Hone / Motorsport Images

 フェラーリが2024年スペインGPでSF-24に対して投入したアップデートは、ドライバーのシャルル・ルクレールによればマシンの進歩につながったという。ただ弊害として顕在化したバウンシングが、コース上でのパフォーマンスを妨げることになったと語った。

 今季前半はオーストラリアGPとモナコGPで勝利を掴んだフェラーリ。しかし、スペインGPでその歯車が狂った。新しいフロアをマシンに投入した際に、マシンが上下にバウンドする症状が発生してしまうことになった。特に高速コーナーでは激しくバウンドしてしまい、マシン挙動の予測が難しくなったのだ。

 そのためフェラーリはイギリスGPでイモラ仕様のフロアに戻し、中高速コーナーでのバウンドを軽減。それ以降、チームはハンガリーGPとベルギーGPでフロアの改良を施し、問題の解決に努めてきた。

 ルクレールは、スペインGPで投入された空力アップデートは、数字上では期待通りだったものの、バウンシングの問題によってパフォーマンスに十分に反映されなかったと語った。

「スペインの後は、マシンに何かしらを投入するターニングポイントだったと思う。僕がいつも言っているように、数字では(効果が)現れていたんだ」

 ルクレールはmotorsport.comの独占インタビューでそう語った。

「しかし、それによってバウンシングが激しくなって、僕らは苦しめられることになった。僕の方はと言うと、特に直近4レースはかなりアグレッシブにセットアップで攻め、解決策を見つけようとしていた」

Charles Leclerc, Ferrari SF-24

Charles Leclerc, Ferrari SF-24

Photo by: Ferrari

「僕はいつも最後の0.001秒まで攻めようとしている。状態が整えば、必ず実を結ぶアプローチだと思う」

「でもマシンがバウンドしている時はいつも、限界ギリギリまで攻めることはできない。マシンはより予測が難しいし、ある程度余裕を残しておかないといけない」

「それは少し……僕のやり方じゃないし、こういうことが起こるたびに、いつも僕は少し多くの代償を払うことになる」

「でも、ここ数戦はそれが主な問題だとは思っていない。それよりも、マシンから何かを得て理解するためにマシンを極端なセットアップにしたことが、ここ数戦のパフォーマンス不足の主な原因だった」

「ほとんどバウンシングのせいだろう。バウンシングがここ数戦で見られたような一貫性のなさを生み出し、その前よりも苦戦を強いられた」

 またルクレールは、昨シーズンのフェラーリの進歩との類似点を指摘した。

Charles Leclerc, Ferrari SF-24

Charles Leclerc, Ferrari SF-24

Photo by: Erik Junius

 フェラーリは2023年、シーズン終盤に力強い走りをするべく、結果を優先しないことを選択。その結果、オランダGPでは新しいフロアで“正解”を導き出し、後半戦で躍動した。

「昨年はこういうレースが2回あったことを覚えている。ザントフールトでは『ここは僕らに向いていないかもしれないけど、これ以降より良くなるためにできる限り学ぼう』と僕らは決めたんだ」とルクレールは言う。

「これはここ最近の3〜4レースで経験したのと同じプロセスだと確信している。昨年は2レースを失ったが、今年は3〜4レース落としてしまったのはマイナスだった」

「でも、そのおかげで何が起きているのかをより深く理解することができたと思うし、多くのことを学んだと自信を持って言える」

 

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 4戦3勝、”復活”を確信したメルセデスF1。目標も「両選手権でトップ3」に上方修正

次の記事 F1では”初老”だなんて言わせない! まもなく37歳ヒュルケンベルグ、身体はキャリア一番の充実期「ココ(頭)も若いよ!」

More from

Jake Boxall-Legge



やりすぎた……ルクレール、イタリアGPでの同士討ちの責任認める「二度と同じような状況にはなりたくない」

F1

F1

スペインGP

2 日前

やりすぎた……ルクレール、イタリアGPでの同士討ちの責任認める「二度と同じような状況にはなりたくない」



史上初の予選Q1敗退“100回”!! アストンマーティンのストロール、不名誉な記録を樹立

F1

F1

イタリアGP

7 日前

史上初の予選Q1敗退“100回”!! アストンマーティンのストロール、不名誉な記録を樹立



ペレス、“あと3年くらい”は現役を続けたい? キャデラックの存在がモチベーションに「このプロジェクトが前進していくところを見たい」

F1

F1

オランダGP

13 日前

ペレス、“あと3年くらい”は現役を続けたい? キャデラックの存在がモチベーションに「このプロジェクトが前進していくところを見たい」

More from

シャルル ルクレール



モンツァで大クラッシュのルクレールは大事をとって“ADUO1”旧仕様フェラーリPUに載せ替え。ハミルトン車の“ADUO2”との性能差は?

F1

F1

スペインGP

1 日前

モンツァで大クラッシュのルクレールは大事をとって“ADUO1”旧仕様フェラーリPUに載せ替え。ハミルトン車の“ADUO2”との性能差は?



フェラーリ、F1初開催マドリンクで事前に走行も「ほとんどアドバンテージはないだろうね……」

F1

F1

スペインGP

2 日前

フェラーリ、F1初開催マドリンクで事前に走行も「ほとんどアドバンテージはないだろうね……」



イタリアGPでのバトルでピリつくフェラーリ内……ルクレールの元同僚サインツJr.「僕たちの時はいつもふたりの間で解決していた」

F1

F1

スペインGP

2 日前

イタリアGPでのバトルでピリつくフェラーリ内……ルクレールの元同僚サインツJr.「僕たちの時はいつもふたりの間で解決していた」

More from

フェラーリ



ハミルトン、4番手に終わった予選に「ポールは近くなかった……」決勝はデグラデーションに望み

F1

F1

スペインGP

2 時間前

ハミルトン、4番手に終わった予選に「ポールは近くなかった……」決勝はデグラデーションに望み



フェラーリ、ハミルトン優先判断は近い?? モンツァでのトラブルは「良くなかった」とチーム代表認める

F1

F1

イタリアGP

3 日前

フェラーリ、ハミルトン優先判断は近い?? モンツァでのトラブルは「良くなかった」とチーム代表認める



大クラッシュのルクレール、スペインGPでのグリッド降格は回避か。新PUに大きなダメージなし?

F1

F1

スペインGP

3 日前

大クラッシュのルクレール、スペインGPでのグリッド降格は回避か。新PUに大きなダメージなし?

最新ニュース



ステイアウトが正解! 宮田莉朋が3位で2日連続の表彰台獲得。優勝はベガノビッチ|FIA F2マドリード戦フィーチャーレース

FIA F2

F2 FIA F2

マドリッド

11 分前

ステイアウトが正解! 宮田莉朋が3位で2日連続の表彰台獲得。優勝はベガノビッチ|FIA F2マドリード戦フィーチャーレース



Moto3サンマリノ決勝|0.021秒の僅差決着! キレス、アルマンサ下し今季8勝目挙げる

Moto3

MOT3 Moto3

サンマリノ

59 分前

Moto3サンマリノ決勝|0.021秒の僅差決着! キレス、アルマンサ下し今季8勝目挙げる



マドリンクの名物コーナー”ラ・モニュメンタル”はシーズン中最も過酷なコーナー……ピレリが指摘「負荷がかかる時間が長い!」

F1

F1 F1

スペインGP

2 時間前

マドリンクの名物コーナー”ラ・モニュメンタル”はシーズン中最も過酷なコーナー……ピレリが指摘「負荷がかかる時間が長い!」



19周のパレードレース。加藤大翔はスタート順位の4位フィニッシュ。ウゴチュクが逆転でのタイトル奪取に成功|FIA F3マドリード フィーチャーレース2

FIA F3

F3 FIA F3

Madrid

2 時間前

19周のパレードレース。加藤大翔はスタート順位の4位フィニッシュ。ウゴチュクが逆転でのタイトル奪取に成功|FIA F3マドリード フィーチャーレース2

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録