角田裕毅、テスト2番手ラップでの”DRS早めに使用”疑惑を説明。効果は0.2〜0.3秒?

バーレーンテストで2番手タイムを記録した角田裕毅。しかしDRSを早めに使ったため、好タイムが出たという話もある。それについて当の角田が語った。

角田裕毅、テスト2番手ラップでの”DRS早めに使用”疑惑を説明。効果は0.2〜0.3秒?

 バーレーンでのプレシーズンテストで2番手タイムを記録した角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)。ルーキーながらいきなり見せた速さに、世界中から注目が集まっている。

 ただそのテストでの2番手タイムは、DRSを通常より早めに使ったからだという指摘もある。通常DRSは、アクティベートゾーンに入った時から開くことが許され、その前には操作しても開くことはないはずだ。しかし国際映像にも、角田が早めにDRSを開けているのが確認できるシーンが映し出されていた。

 では実際にはどんな状況だったのか? 角田はスポーツナビのインタビューに次のように答えている。

「本来は、テストでもレースと同じようにアクティベーションのラインを跨がないと使えないはずなんですが、僕の場合は開けたんですよ。このセッションはそういう設定なのかなと思って……」

 そう角田は語る。

「タイムを出すために故意に早く開けようとか、そういう悪意はまったくなかったんです。でも、開けるなら開いた方がいいじゃないですか。しかも僕だけじゃなくて、他のドライバーも使っていると思っていました」

 結局首位だったマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とのタイム差は0.1秒以内。一方で後方3番手のカルロス・サインツJr.(フェラーリ)とは、0.6秒近い差がついていた。もしDRSを”正確に”使っていたとしても、サインツJr.の後ろになることはなかったと角田は言う。

「とは言っても、50mくらい早く使っただけですし、タイムで言えばコンマ2〜3秒だと思います。1秒とか、0.6〜0.7秒みたいな大きな差はないです。DRSを早めに使ったのは変わりないですがね……」

 なおテストの中継で配信されたアルファタウリのオンボード映像を見ると、角田は修正を加えることなく、スムーズにステアリングを切っているように見えた。挙動は安定し、実に走りやすそうに見えたわけだ。

 しかし角田曰く、スムーズにステアリングを切っているから速い……というわけではないという。

「走りやすいか走りにくいかで言えば、AT02は安定しすぎてしまっていて、コーナーが曲がりにくかったりします」

 角田はそう説明する。

「安定するというか、後ろのグリップが強すぎて、フロントが曲がりにくいという部分があるのです。なのでああいうふうにスムーズに曲げないと、すぐにフロントタイヤの限界を超えてしまって、滑ってしまう。なのでああいうスムーズなステアリング操作になってしまうんですね」

 角田はレッドブルのような特性のマシンの方が、タイムが出やすい可能性もあると指摘する。

「フェルスタッペンは、ハンドルの舵角を大きくとっても、マシンがちゃんと曲がっているじゃないですか? ああいうクルマは良いんじゃないかと思いますし、ある程度不安定な方がタイムが出やすかったりします」

「そういうところもありますので、まだ(勢力図は)分からないですね」

「ガスリーは、ブレーキングのパフォーマンスは昨年の方が良いかもとか言っていました。でもステアリングの感触は。間違いなくポジティブになっています」

 

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この記事について

シリーズ F1
イベント Bahrain March testing
ドライバー 角田 裕毅
チーム アルファタウリ・ホンダ
執筆者 田中 健一