カルロス・サインツJr.、今年は2026年の飛躍に向けた準備期間?「でも全力を尽くさないというわけじゃないよ」
今季からウイリアムズに加入したカルロス・サインツJr.は、2025年は2026年に向けた準備を整える1年になると語った。
ウイリアムズの2025年マシンFW47の初走行を担当したカルロス・サインツJr.は、今年表彰台を獲得するのは簡単ではないと考えているものの、新レギュレーションが導入される2026年に飛躍するため、最大限活用すると語った。
マクラーレンに続き、全10チーム中2番目に2025年用マシンを公開したウイリアムズ。昨シーズンはコンストラクターズランキング9位に終わったものの、そこからの飛躍を目指すシーズンを、このFW47と戦っていくことになる。
ドライバーラインアップは、アレクサンダー・アルボンのチームメイトとして、昨シーズンまでフェラーリをドライブしていたサインツJr.が加入。ウイリアムズとしては、久々に経験豊富なドライバーが揃う形となった。
その新加入のサインツJr.は、新車FW47の初走行を担当。極寒のシルバーストンを、複数周にわたって走行。その後、アルボンもステアリングを握った。
サインツJr.は走行を終え、まだまだマシンの戦闘力を把握することはできていないと語った。
「残念ながら、今日の走行を行なうために与えられたタイヤでは、マシンをうまく試すことができない。競争力のあるマシンかどうか、バランスが良いかどうかを判断するには時期尚早だ。通常使うタイヤとはまったく別で、フィーリングが全然変わってしまうからね」
サインツJr.はそう語った。
「でもその一方で僕が言えるのは、ウイリアムズがスポンサーの前で、また集まった報道陣の前で、失敗を恐れることなくこのイベントを開き、そして実際に何も失敗することなく、このマシンを発表するという勇気を持っていたということだ。その事実は、僕らの進歩の証であり、このクルマを作ったチーム全体の大きな自信の証でもあると思う」
昨年までフェラーリのドライバーを務め、優勝争いを繰り広げてきたサインツJr.。そんなポジションから、グリッド下位のウイリアムズに移籍したわけだが、トップチームから持ち込めることはあるのかと尋ねられると、サインツJr.は次のように語った。
「チームは今のところ気楽にやっている。でもそれは退屈しているという意味ではなく、今年は2026年への移行の年であることをチームが認識しているということだと思う。2026年にはチームが重要な一歩を踏み出し、大きな一歩を踏み出したい」
「一方で2025年には進歩していることは分かっているし、チームもその進歩を見せている。どれだけ進歩すれば、いつか表彰台を争えるようになるのか……正直言って分からない。僕はもっと楽観的に、少なくともテストや開幕戦で僕らがどこにいるのか、それを考えたいと思っている」
「僕が(フェラーリから)持ち込める情報はすでに持ち込んでいるし、話し合いもしている。すでに多くのことが適用できている。そして僕とアレックスの間では、彼が3年間このチームで過ごした経験、進歩した点とそうではない点について彼が知っていること、そして僕が過去のチームから持ち込めること……つまりパフォーマンスやタイムがあるわけだけど、すぐに気付けると思う」
サインツJr.はこれで、ルノー、マクラーレン、フェラーリ、ウイリアムズを渡り歩くことになる。この4チームは、1990年代にはトップ4チームを占めていた。サインツJr.はその全てを経験するというわけだ。
ウイリアムズは現在トップチームではないが、その歴史あるチームに所属できることを、光栄に思うとサインツJr.は語る。
「まず第一に、F1に参戦し続けてきたこと、しかも今年で10年目に、F1の伝統的なチームであるウイリアムズに加入できた。マクラーレン、フェラーリ、そしてウイリアムズのようなチームに所属できたことは、とても誇りに思う」
「もし10歳の時にそう言われたら、このようなキャリアを歩むことになるとは信じられなかったと思う」
「そしてこれも重要なことだけど、2026年に向けてファクトリーで良い仕事を続けなければいけない。ファクトリーに戻った時、僕らの努力はそこに集中することになるよ。でもだからといって、コース上で今のマシンを最大限に活用しようとしないと言っているわけではない」
【ギャラリー】シルバーストンで発表されたウイリアムズのニューマシンFW47
【ギャラリー】ウイリアムズの2025年型F1マシンFW47。シェイクダウン走行
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