ルクレールの”速さ”がフェラーリに悪影響? ビルヌーブ「ライコネンを残すべきだった」
ジャック・ビルヌーブは、シャルル・ルクレールがフェラーリに悪影響を及ぼしていると考えている。
1997年のF1王者であるジャック・ビルヌーブは、今季フェラーリに新規加入したシャルル・ルクレールがチームに悪影響を与えていると考えている。
それは、チームがセバスチャン・ベッテルと、”野心的な若者”との間の競争を管理することができていなかったからだという。
ルクレール自身はザウバーで過ごしたデビューシーズンを終え、トップチームに移籍する準備ができていたものの、彼の存在はフェラーリのバランスを崩し、ベッテルを不安定にしているとビルヌーブは語った。
「ファンの声を聞いたり、フォーラムを覗いても、たとえ(アゼルバイジャンGPの)予選でクラッシュしても、ルクレールは批判されない」
「もしクラッシュしたのがベッテルだったら、メディアやファン、全員によって”破壊”されていただろう」
「究極的には、それがチームに悪影響を及ぼしていると思う。バーレーンGP決勝でのセブ(ベッテル)のスピンはそれが原因だ。それから中国でのチームオーダーもそうだ」
「ルクレールが予選でクラッシュしたのも、彼がチームのナンバー1であることを証明しようとしたからだ。結局、それがチーム全体にダメージを与えている」
「チームがバランスを取り戻すことを願っている。なぜなら彼らは、メルセデスに追われる立場だったはずだからだ。しかし彼らはまだ表彰台を3回しか獲得できていない」
ビルヌーブは、2019シーズンのタイトル獲得に挑戦できると知っていたなら、フェラーリはキミ・ライコネンの起用を継続し、安定性を維持するべきだったと考えている。
「ルクレールは速い。彼個人は準備ができている。こういう状況に対応する準備が整っていないのはフェラーリの方だ」
「ルクレール個人のことを考えるならば、彼が今年そこにいるのはすごいことだし、彼は自分がとても速いことを示している」
「しかしフェラーリとしては、ベッテルの過去を振り返らなければならない。レッドブルに(ダニエル)リカルドが加わった時のことだ。セブはチームやファンから愛されているということを知っている必要がある。今年はそれが無くなってしまった」
ビルヌーブは、フェラーリがライコネンをもう1年チームに残す可能性があったと考えている。それとは対照的に、エステバン・オコンを起用するという選択肢があったメルセデスが、バルテリ・ボッタスと単年契約を結ぶことで安定性を選んだことを指摘した。
「彼ら(フェラーリ)は、ルクレールとは2020年から契約を結び、キミをもう1年チームに残すことはできたはずだ。なぜなら今年は、戦える年だったからだ。そうすれば何もバランスを崩すことなく、誰もがハッピーだっただろう」
「ルクレールが良くないと言っているのではない。彼は信じられないくらい速い。トップチームにいるのにふさわしい。それが問題ではないんだ。しかしフェラーリのオペレーションが正しくない」
「メルセデスが何をして、今年どれほどの強さを見せているかを考えてほしい。彼らがもしそこにオコンを起用していたら、ルイスも(ベッテルと)同じように反応していただろう」
「しかしボッタスとの間には敬意がある。たとえ両者が2勝ずつ挙げていたとしても、ルイスはそれに動揺しているようには見えない。例えばニコ(ロズベルグ)とはそうではなかった。その効果によって、チームはほとんど前例がないようなレベルのパフォーマンスを発揮しているのだ」
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