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レッドブル移籍後初優勝のペレス、“前任”アルボンの献身に感謝「こんなに色々教えてくれるなんて思わなかった」

セルジオ・ペレスは、レッドブルF1の“前任”であるアレクサンダー・アルボンについて、情報開示などにおける寛容さやサポートの厚さに感銘を受けたと語り、今季のレッドブルの成功における一端を担っていると称賛した。

Sergio Perez, Red Bull Racing, Alexander Albon, Red Bull Racing

 今季はマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスのコンビでF1を戦っているレッドブル。昨年はフェルスタッペンのチームメイトとしてアレクサンダー・アルボンが起用されていたが、アルボンはほとんどのレースでメルセデス勢とフェルスタッペンの争いに加わることができず、2回の3位表彰台がベストリザルトとなりランキング7位に終わった。その結果、アルボンは同年限りでレギュラーシートを失い、現在はレッドブルのテストドライバー兼リザーブドライバーを務めている。

 そんなアルボンの後任として迎えられたペレスは、開幕直後こそ少しマシンに手を焼いていたが、徐々にフィーリングを掴んでいった。第5戦モナコGPでは初のセッショントップタイムを記録しただけでなく、決勝でも9番グリッドからオーバーカットを成功させてルイス・ハミルトン(メルセデス)らを逆転し4位フィニッシュ。第6戦アゼルバイジャンGPではフェルスタッペンとワンツー体制を築き上げ、フェルスタッペンがタイヤバーストによるクラッシュでリタイアした後もハミルトンを抑えきり見事優勝を飾った。

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 フェルスタッペン以外のレッドブルドライバーが勝利を挙げるのは、ダニエル・リカルド(現マクラーレン)がレッドブルを離脱して以降初めて。悲劇的な形でリタイアしたフェルスタッペンも表彰台下に駆け付けてペレスを祝福した他、アルボンも祝福のメッセージを送った。

 現在ドライバーズランキング3番手につけており、レッドブルのコンストラクターズ選手権首位にも大いに貢献していると言えるペレスは、レッドブルのチームスピリットを称賛し、アルボンがシーズン初めからサポートをしてくれていたことにも言及した。

 レッドブルのレギュラードライバーから“降格”させられた立場になるアルボンだが、彼のシミュレータ業務はチームのセットアップ作業に重要な役割を果たしており、その貢献度の高さはチーム代表のクリスチャン・ホーナーも認めるほどだ。

「僕たちは本当に良いチームだと思う」

 ペレスはアゼルバイジャンGP後にそう語った。

「マックスの活躍は素晴らしかった。彼は優勝にふさわしい活躍をしていたし、完璧な週末を過ごしていた。不運だったけど、本当は彼が勝つべきレースだった」

「アレックス(アルボン)はエンジニアと共にシミュレータでかなりの作業をしてくれている。僕がここに来た時、彼が僕に対してこんなにオープンな態度をとってくれるとは皆思っていなかっただろう。でも彼は自分が抱えた問題や、マシンの仕組みなどについて説明してくれた。初日からそういったことをしてくれたのは本当に素晴らしいことだった」

「僕はそれに本当に感謝しているし、彼がレースウィーク中やその後もチームと作業をしてくれていることにも感謝している。これこそがチームワークであり、チームのひとりひとりの働きのおかげで僕たちはここにいられるんだ」

 レッドブルは2014年以来の連勝を飾り、ドライバーズ選手権(フェルスタッペン)とコンストラクターズ選手権の両方で首位に立っているが、ペレスはチームが浮き足立つことなく、今後のレースに集中していく必要があると語った。

「まだ6レース終わったばかりだ」とペレス。

「今僕たちがどの位置にいるかは関係ない。(最終戦の)アブダビでどこにいるかが重要だ。僕たちは最後まで前進を続け、マシンのポテンシャルを最大限引き出せるようにしないといけない」

「まだまだ道のりは長い。僕も長いことF1で走っているけど、まだまだ色んなことが起きるのは分かっている。落ち着いていかないとね」

「これまでに起きたことはもう過去のこと。僕たちはただ前を向いて進むしかないんだ」

 

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