リカルド、レッドブルとの契約延長は夏休み後のベルギーGPまでに発表か
当初、夏休み前に契約を発表したいとしていたリカルドだが、レッドブルとの契約延長が発表されるのはベルギーGPになりそうだ。

ダニエル・リカルドは、夏休みの前までに将来を確定させたいと語っていたが、契約延長の発表をせずに夏休みに入ることになった。
リカルドは、フェラーリやメルセデスへの移籍を目指し、レッドブルとの契約延長を保留していた。しかしトップチームのシートに空きは生じず、6月末ごろにレッドブルは契約延長に近づいたことを示唆していた。
しかし、ハンガロリンクでのインシーズンテスト初日の走行を担当したリカルドは、契約延長を発表せずに夏休みに入ることになりそうだ。
リカルドは、8月末に開催されるベルギーGPの前か、最中に契約延長が”間違いなく”発表されるだろうと予想している。motorsport.comが単純な契約延長よりも複雑な事態なのかと問うと、リカルドは笑って次のように答えた。
「シンプルに見える? 僕はまさに準備をしているところだ」
「スパまでには間違いなく発表されるだろう。夏休みに発表されるか、スパになるかは分からない」
「何カ所か(契約の)微調整をしているだけだ。問題はないよ。すぐに分かるだろう。僕は確信している」
リカルドのチームメイトであるマックス・フェルスタッペンは、昨年のアメリカGPで2020年末までの契約を発表。しかし今シーズンの序盤をリードしたのはリカルドの方だった。
中国GPとモナコGPで優勝し実力を示したリカルドだったが、メルセデスは現状のラインアップを維持。フェラーリはセバスチャン・ベッテルのチームメイトが未定だが、キミ・ライコネンを続投させるか、シャルル・ルクレールをザウバーから昇格させるか検討している段階であると考えられており、29歳のリカルドにとっては現実的な選択肢とはならなかった。
これにより、リカルドとレッドブルの交渉が加速、当初予定されていた時期に契約締結には至らなかったものの、契約延長は決定的だ。
新しい契約は、他の多くのドライバーと同じく2020年末までの2年契約となりそうだ。F1は2021年に大きなレギュレーション変更を控えている。
2年契約を結べば、リカルドは7シーズンに渡ってレッドブルでF1を戦うことになる。
この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | ダニエル リカルド |
チーム | レッドブル・ホンダ |
執筆者 | Scott Mitchell |