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涼しいコンディションが悪影響に…メルセデス、後方からの追い上げに苦戦したボッタスに関し「チーム側で何かできたはず」

メルセデスF1チームは、F1第15戦ロシアGPを振り返り、グリッド降格ペナルティを受けて後方からのスタートとなったバルテリ・ボッタスが追い上げに苦しんだ理由に決勝日の涼しいコンディションを挙げた。

Valtteri Bottas, Mercedes W12, Pierre Gasly, AlphaTauri AT02

 メルセデスは、ソチ・オートドロームで行なわれたF1第15戦ロシアGPでグリッド降格ペナルティにより後方からのスタートとなったバルテリ・ボッタスが追い上げに苦戦した原因は、決勝日の涼しいコンディションにあったと分析している。

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 ボッタスは決勝レースに向けて新しいパワーユニット(PU)を投入。同じくグリッド降格ペナルティを受けた20番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)などの前16番手からスタートを迎えた。

 ボッタスは前戦イタリアGPでもPU交換を行なっていたが、ロシアGPのフリー走行で早くもそのPUに問題が発生。PU交換によりまたもグリッド降格ペナルティを受けることとなったが、同時にチームメイトで今季のタイトルを狙うルイス・ハミルトンを援護すべく、フェルスタッペンを抑え込む戦術的チャンスも生まれた。

 しかし“盾役”とも考えられていたボッタスは、レース6周目であっけなくフェルスタッペンに交わされた。その後もフェルスタッペンが順位を上げていく中、ボッタスは隊列から抜け出せず、最後尾から3位表彰台を獲得した前戦の再現は叶わなかった。

 雨がコースを濡らし始めたレース終盤、フェルスタッペンが7番手、ボッタスは14番手を走行していた。だが、雨は強まると考えインターミディエイトタイヤへの切り替えに早くから動いたことで、ボッタスは5位でチェッカーフラッグを受けることができた。

「ただ追い上げるだけなのに、想像していたよりもずっと難しかった。モンツァの時みたいになると思っていたが、かなり厳しかったね」とボッタスは語った。

「マックスを例に取ると、彼は僕よりも順調に順位を上げられていた。わからないよ。主に僕は激しいアンダーステアに苦戦していて、(前車に)近づいてもオーバーテイクできるだけの距離まで詰められなかったんだ」

 フェルスタッペンを抑え込むことはできなかったのかと聞かれると、彼はこう答えた。

「彼は簡単に順位を上げられていた」

「もっとできることがあったか見直す必要があるけど、彼は簡単に僕を抜いていった。僕の前にいたマシンもオーバーテイクしていたから、僕にチャンスはなかった」

 

Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images

 メルセデスのトラックサイド・エンジニアリング・ディレクターのアンドリュー・ショブリンは、ボッタスが指摘した強いアンダーステアは決勝日の低い路面温度によって増幅されたため発生したと語り、それにより前方のライバルに迫るチャンスが失われたと説明した。

「主に、路面温度が下がったことでフロントタイヤに厳しくなった」とショブリンは言う。

「元々、少しアンダーステア気味だった。金曜日にはリヤにかなり苦戦したが、今回(日曜日)はフロントに一番苦しんだ」

「最後の4つのコーナーで前車についていけていないと、オーバーテイクできるまで差を詰めることはできない。涼しいコンディションになったことで、かえって難しくなったのだと思う」

 チーム代表を務めるトト・ウルフは、無線でボッタスに対し「急げ」と伝えているのを耳にして、「チーム側でももっと何かできたはずだ」と認めた。

「バルテリに、オーバーテイクできるマシンとPUを与える必要があると思う」と彼は語る。

「モンツァでの躍動を見れば、彼の能力が不足しているワケではないと分かるはずだ」

「何かしらの理由でこうなってしまった。ルイスにも最初見られたことだが、我々のマシンはアンダーステアに悩まされていた。アンダーステアに悩むということは、十分に接近できていないということだ」

「バルテリ同様に、ルイスも前方にいるマシンを抜くことができなかった。だからこそ、フリーエアでは良くて、集団の中ではアンダーステアに苦しむ理由を理解する必要があると私は考えている」

 
 

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