F1 オーストリアGP
アップデート効果てきめんで4位入賞のノリス。改良型のマクラーレンMCL60は速さが増すも、未だ「どこでもクラッシュしそうになる」
F1オーストリアGPで4位入賞を果たしたマクラーレンのランド・ノリス。大規模なアップデートの成果を感じている一方で、依然として扱いにくさは残っているようだ。
公開日時: 2023/07/03 10:15
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F1第10戦オーストリアGPでは、マクラーレンのランド・ノリスが4位入賞を記録。今シーズンここまでは調子を落としていたマクラーレンだったが、アップデートパッケージを投入して最初のレースで今季最高位を獲得した。
7月のレースで段階的なアップデートを予定しているマクラーレンは、まずオーストリアでノリスのマシンからアップデートを適用。フロア周りを改良することで空力効率を上げることを目指した。
迎えたオーストリアGPでノリスは、予選で4番手、スプリントシュートアウトで3番手を獲得。スプリントレースはスタートで出遅れたこともあって9位に終わったが、決勝レースは堅実な走りで5番手フィニッシュ。カルロス・サインツJr.(フェラーリ)にペナルティが科されたことで、結果的に4位を手にした。
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マクラーレンがトップ5でレースを終えるのは昨年のシンガポールGP以来であり、今回のMCL60のアップデートは効果を発揮しているように見える。ノリスはレース後、改良型マシンは従来型と比べてまともになったかと問われると、次のように答えた。
「ああ、その通りだ」
「このサーキットで速いということは、それだけタイヤにも優しいということだと思う。僕たちは高速コーナーが速いけど、そこはタイヤのデグラデーション(性能劣化)が起こるところだからね」
「レースに向けては、レースペースが良くないんじゃないかと思い少し不安だった。でも実際は思っていたよりも良かったし、良い驚きだった。フェルナンド(アロンソ/アストンマーチン)の方が明らかに速かったし、僕もあらゆるコーナーでクラッシュしそうになっていたから手放しでは喜べないけど、5位(※インタビュー時)というのは良いステップが踏めた証だし、満足している」
レース中は「あらゆるコーナーでクラッシュしそうになっていた」と語ったノリスだが、それはまだフィーリングが良くないということなのかと尋ねられると、こう返した。
「ああ、今のマシンで出来ることをやるだけだね」
「マシンはどのコーナーでも速くなっているけど、走らせ方は変わっていないので、次はそこに取り組む必要がある。それができれば、本当に意味で自信が持てるようになる」
「ダウンフォースだけでなく、ハンドリングも大事になってくる。ただダウンフォースを増やせばいいというわけじゃなくて、もっと技術的な部分に取り組み、理解を深めないといけない。それができた時に初めて、僕は自信を持って上位のマシンと戦えると思う」
まだ改善すべき部分は残っているものの、今回オーストリアで4位を手にできたことは、ノリスにとっても大いに励みになったようだ。シルバーストンでの次戦イギリスGPに向けて自信に繋がったかと聞かれたノリスは「100%そうだ」と答え、さらにこう続けた。
「マシンは速くなっている。まだ扱いにくさはあるけど、もう少し走らせやすいマシン、作動範囲の広いマシンがあれば、特にレースペースや安定感という部分でまた大きく前進できると思う」
「一発の速さに関してもまだ課題はたくさんあるし、これからも色々なものが出てくると思うから、あまり先走らないようにしたい。今回は今季ここまでのベストレースだと思うので、チームと次戦に向けて落ち着いて取り組んで行くためにも、そのことをみんなに伝えたいね」
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