ハミルトン、ライコネンの謝罪を受け入れ「前に進まなきゃいけない」
イギリスGPの決勝レース1周目にライコネンと接触したハミルトンは、ライコネンからの謝罪を受け入れ、事故から前進することを望んでいると語る。
写真:: Jerry Andre / Motorsport Images
メルセデスのルイス・ハミルトンは、イギリスGP決勝レースのスタート直後、ターン3でキミ・ライコネン(フェラーリ)の接触を受けてスピン……18位に転落することとなった。その後、ハミルトンは追い上げたが、2位が精一杯だった。
2戦前のフランスGPでも、メルセデスはフェラーリからの接触を受け、大きく後退することとなった。バルテリ・ボッタスがセバスチャン・ベッテルとクラッシュしたのだ。これも、スタート直後の出来事だった。
これら一連の事故に関して、メルセデスは”故意ではないか”との疑いを示唆するほどだった。ハミルトンもレース後、フェラーリは”面白い戦術を採った”と事故が故意だったのではないかと暗示した。
しかしそのハミルトンは、月曜日にインスタグラムに投稿。次のように語った。
「キミは謝罪し、僕はそれを受け入れた。僕らは前に進まなきゃいけない。それはレーシングインシデントだった。それ以上のモノでもない」
「時々、僕らは愚かなことを言う。でも、そういうことから学んでいくんだ」
メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、レース中にテクニカル・ディレクターのジェームス・アリソンの言葉を引用する形で、フェラーリ動きを「故意か無能」と非難。フェラーリ側はこの発言について”冗談か、もしそうでないとしたら極度に不愉快だ”と語っていた。
しかしこのアリソンの発言は”冗談”であると見なされており、両チーム間の深刻な問題にはなっていない。
この一連の発言について尋ねられたウルフは、次のように説明している。
「その時の感情による、私の愚かなコメントだ」
そうウルフは語った。
「しかし、直近3レースのうち2レースで起きた、愚かな出来事だ。それが、私はそういう感情を持っていた理由だ」
なおハミルトンは、表彰式前のインタビューに応じなかった理由についても、インスタグラムで弁解した。
ハミルトンは、後方から怒涛の追い上げを見せたレースで激しく体力を消耗したと主張。体重も”3kg近く”落ちたという。そのため、”立っているのも辛く、話すことは難しかった”と語った。
「もし皆さんが理解や評価できないのだとしたら、僕はそれについて十分に理解できる」
「でも怒っていたからそうしたわけじゃない。文字通り、肉体的にも、精神的にも疲れてしまったんだ」
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