これまでで最高のフィーリングだった! ラッセル、14位でポイント逃すも戦いに満足
F1第4戦スペインGPでウイリアムズのジョージ・ラッセルは14位でフィニッシュ。ポイントには届いていないものの、彼はマシンのフィーリングはこれまででも特に良く、良いレースが出来たと振り返っている。
写真:: Charles Coates / Motorsport Images
ウイリアムズF1のジョージ・ラッセルは、カタルニア・サーキットで行なわれた第4戦スペインGPを14位でフィニッシュ。ポイントこそ獲得できなかったが、マシンのフィーリングが非常に良かったとレースに満足している様子だ。
ラッセルはスペインGP予選でQ2に進出。15番手から決勝レースをスタートした。
蹴り出しでポジションを3つ落としてしまったラッセルだが、9周目のセーフティカー出動時と、29周目の2度ピットインする積極的な戦略をチームは採用。ライバルたちのピットインタイミングも重なり、レース終盤にはフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)の後方10番手とポイント圏内を走行していた。
ただ残り10周以降にはライバルのオーバーテイクを許して徐々に後退。結果として14位でのフィニッシュとなった。
ラッセルはレース後のインタビューで、アロンソを追い抜くことが出来ていたとしても、結果が変わっていたかは分からないと“たられば”の話は避けた。それでも、今回のレースではマシンのフィーリングが非常に良かったと満足する様子を見せた。
「賭けに出てポジションを確保できたことにはとても満足している」とラッセル。
「アロンソをパスできていたとしても、そのマージンはかなり小さいものだったと思うよ。それにアロンソが僕の前にいてくれたことで、他の速いクルマを後ろに従える助けにもなったと思う」
「全体的に僕らは本当にいい仕事をできたと思うんだ。今日のマシンはこれまでにレースで感じたことのないフィーリングで、恐らく覚えている限りでは最高のものだった」
ラッセルは今回マシンのフィーリングが良く、楽しめた理由としてコンディションが安定していたことを要因に挙げている。前戦ポルトガルGPのように風が強くない状態だったことで、限界までプッシュする事ができたからだ。
好調な走りでスペインGPを終えたラッセルに、次戦モナコGPを含め、今後の走りがどうなってくると予想しているのかを訊くと、彼はモナコを含めストリートサーキットでの走りを予想するのは難しいと答えた。
「正直、先のレースでどうなるかを予想するのは難しい。苦戦するときも突然、上手くいくときも突然に出てきたと思う」
「今回はとても強いレースができたけど、それは必ずしも僕らが予想していたものではなかった。モナコは当然ながら全く別物の開催地であり、アゼルバイジャンもまた違ってくる。だから様子を見てみよう。正直に言えば予想を話すことができないんだ」
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