悲願の母国初優勝から一転、ルクレールのカナダGPは最悪のレースに「ストレートでどんどん抜かれてしまい、苛立たしかった」
F1カナダGPでエンジンのトラブルに見舞われ、リタイアに終わったフェラーリのシャルル・ルクレールが、厳しい戦いを強いられた1戦を振り返った。
フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1カナダGPをリタイアで終えた。予選ではQ2敗退を喫し、決勝でもポイントには手が届かなかったルクレールは、「何が起きたのか分からない」と語った。
母国戦モナコGPではレッドブルのマックス・フェルスタッペンらを抑え、完璧な勝利を手にしたルクレール。しかしそれから2週間後のカナダGPは、ルクレールにとってまったく別のレース展開になってしまった。
ルクレールは予選でまったくスピードが上がらずQ2敗退。雨絡みとなった決勝レースではエンジントラブルに見舞われ、最終的にリタイアを強いられる格好となったのだ。
「何が起きたのか分からない」
ルクレールはそう語った。
「実際、1周につき1秒失っていた。最初、0.6秒くらい失っているかなと思っていたけど、その数周後には1.2秒、1.5秒と失うようになっていった。パワーを出す度に、どうなるか分からなかったんだ」
「ドライブするのが難しく、ストレートではどんどん抜かれてしまうからとても苛立たしかった。しかもリセットして機能を取り戻すために、毎周10回とか15回、スイッチを弄らなければいけなかった。それもとても苛立たしかった」
「レースの前半では、それでもうまくマネジメントすることができた。ウエットコンディションでは、直線で失ってもコーナーで挽回することができたからね。しかし少しでもコースが乾いてしまうと、ストレートで格好の餌食となってしまった」
そしてルクレールは、他のマシンより早くピットインし、ドライタイヤに交換した。しかしドライタイヤに交換するにはまだコースが濡れすぎていただけでなく、作業自体も長くかかってしまった。結局すぐにピットに戻り、インターミディエイトタイヤに交換し直さなければいけなかった。
このことについて、ルクレールは次のように語った。
「それもイライラしたよね。でも結局、その時点ではそれが僕らにとってベストの選択だった」
「問題がどうあれ、ポイントを獲得できないと分かっていたんだ。だからスリックタイヤに履き替え、どうなるか試してみなければいけなかった。だから実際に選択したことよりも、状況全体とストレートでのエンジンのパフォーマンスに苛立っていた。それがうまくいけば、9位か10位に復活できるかもしれなかったからね」
ルクレールは次のスペインGPではレッドブルが本領を発揮するだろうと考えているが、上位が接近戦になっている現状は素晴らしいと語った。
「レッドブルの力は、(スペインGPの舞台である)カタルニア・サーキットのようなコースでより顕著になると思う。そしてその後方では、僕らが接戦を繰り広げることになるだろう」
そうルクレールは語った。
「(上位が接戦となっている)現状はとても良いと思う。F1にとって良いことだ。でも、僕らは自分たちのことを見つめ直す必要がある。僕らにとっては、自分たちが苦戦してエキサイティングな展開になるF1よりも、フェラーリが支配する、退屈なF1の方がいいからね。だから、まだまだやるべきことがたくさんある」
「今回のように厳しい時でも全力を尽くして、できる限りのポイントを獲得しなきゃいけない。これまではうまくやってきたと思っているけど、今日はエンジンの問題で、これ以上の成果を得ることはできなかった」
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