F1

バルセロナでのシェイクダウンは、アストンとの大事な一歩……ホンダ折原エンジニア「F1マシンとしてどう機能するのか楽しみ」

今季からアストンマーティンとタッグを組むホンダ。現場部隊を率いる折原伸太郎エンジニアのコメントを、ホンダが発信した。

田中 健一

編集: 2026/02/03 10:30

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Lance Stroll, Aston Martin

Lance Stroll, Aston Martin

写真:: Aston Martin Racing

 ホンダのF1トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原伸太郎が、今季からパートナーシップを組むアストンマーティンとの仕事、そして今後の見通しについて語った。

 折原エンジニアは、ホンダF1の現場における責任者。ホンダ入社当初は市販車開発に従事していたが、2013年からF1プロジェクトに参画。2023年にはパワーユニット・チーフエンジニアに就任し、レッドブルやレーシングブルズとの活動をサポートしてきた。

 ホンダは今年、F1において新たな時代を迎える。昨年限りで、長く共に歩んできたレッドブル・グループとのパートナーシップが終了し、今季からアストンマーティンとの新たな戦いに挑むことになる。

 そしてパートナーが変わっても、折原エンジニアは引き続きホンダの現地部隊を率いていく。

「私の仕事は、全体像を把握し、状況を把握することです。そして決定を下し、無線でチームと連絡を取ります」

 ホンダが公開したインタビューで、折原エンジニアは自分の仕事をそう説明。そして新しいパートナーであるアストンマーティンとの仕事について、次のように語った。

「2026年は、アストンマーティンとサーキットで共に学ぶ、最初の1年になります」

「パートナーシップの締結については2023年に発表されましたが、全ては理論とシミュレーションに基づいていますから、テストに向けた見通しは立っています」

「我々の目標は、まずは両者にコースサイドでの根本的な関係性を構築すること、そして次にパワーユニット”RA626H”が”AMR26”と組み合わさってどう機能するかを理解するため、走行距離を積み重ね、データを収集していくことです」

 新車AMR26にとって最初の走行機会となったバルセロナ-カタルニア・サーキットにおけるシェイクダウンテストは、マシンの開発が間に合わず、5日間の日程のうち4日目にようやく車両がサーキットに運び込まれたという状況。この日はわずか5周の走行にとどまった。最終日には60周を走ったものの、各チームに許されていた最大3日間の走行機会を使いこなすができなかった。3日間みっちり走り込んだメルセデスが合計500周以上……いきなり大きな差がついてしまったようにも見える。

 しかし折原エンジニアは、バルセロナでのテストは、「正しい方向への第一歩」になったと語る。

「正直に言って、ここまで長い道のりでした。でも長年の開発と努力が結実し、ついにこの日がやってきました」

 折原エンジニアはそう言う。

「Sakura、HRC US、そしてアストンマーティンは、開発、計画、そして製造の全てに、精力的に取り組んできたんです」

「バルセロナでのシェイクダウンは、我々の関係にとって重要な瞬間でした。そして、正しい方向への第一歩になったと思います。次の目標は、このパワーユニットで走行距離を積み重ね、信頼性と全ての機能をチェックすることです」

「シャシーとパワーユニットが一体となり、F1マシンとしてどう機能するのか、目にするのが楽しみです」

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