サインツJr.、レーシングポイント警戒「”ピンク・メルセデス”は爪を隠している」
マクラーレンのカルロス・サインツJr.は、レーシングポイントが今季の中団争いをリードしていくと考えている。

マクラーレンのカルロス・サインツJr.は、F1プレシーズンテストにおいて自らの持つペースを隠していたレーシングポイントが、今季の中団争いをリードするチームになる可能性があると警戒している。
レーシングポイントの新車『RP20』は、チームの以前のクルマと大きく変わっている。全体的なコンセプトや空力パーツは、メルセデスの昨年マシン『W10』と酷似している。
燃料搭載量や使用タイヤ、走行プログラムが異なるため、テストでは正確な勢力図は分からないが、サインツJr.はレーシングポイントがテスト初期に何度か印象的なラップタイムを残した後、その潜在能力を十分に発揮していないのでは無いかと示唆した。
「どのチームも、テストのどこかの時点で非常に強力なラップタイムを出したと思うので、中団の前にいるのか後ろにいるのかを知るのは非常に難しい」
そうサインツJr.は語った。
「レーシングポイント、さらにはアルファタウリも、倒すべき危険なチームだと思う」
「マクラーレンがトップ3からどれだけ離れているかは明確には把握できていない。ただし(オーストラリアGP)FP1やFP2では、同じような燃料搭載量で走ることになる。中団チームでは、レーシングポイントがテストを通して非常に速かった。彼らはテスト初日に1分17秒3を記録したんだ」
「彼らはそれ以降、あまり改善していない。でも、初日に記録したタイムは僕たち全員にとって印象的だったし、彼らはとても速いはずだ」
マクラーレンは昨シーズン、中団チームトップに当たるコンストラクターズランキング4位を獲得したが、今季は中団トップを巡ってさらに厳しいバトルが繰り広げられることを予想している。
「僕たちはクルマにダウンフォースを追加した。1年前よりも満足している。クルマの感触はかなり良くなっている。特にカタルニア・サーキットのセクター1と2でとてもバランスが良いんだ」
「テスト最終日は最終セクターも少し良くなっているような感じだったけど、それでもチームとして改善に取り組む必要がある弱点は残っている」
「チームがテスト中、どんな燃料搭載量、エンジンモードで走っているかはまだ違いがあると思うので、それを考慮する必要がある」
「あまり多くの結論を出す事はできない。自分たち自身の分析を続ける必要がある。それぞれのセクターのパフォーマンスレベルを分析し、改善に向けて努力している。かなり良い仕事をしていると思う」
「見つけようとしている違いは、0.3秒から0.4秒くらいだ。中団チームで0.3秒違うと、7番手から17番手まで落ちてしまう。だから結論を出す事はできないんだ」
「最後までポケットの中に0.3秒を隠し持っているのは誰なのか? それは誰にも分からない」
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