デイモン・ヒル、約30年ぶりにウイリアムズに復帰。アンバサダーに就任「私にとって特別な場所」
1996年のF1チャンピオンであるデイモン・ヒルが、ウイリアムズに復帰。アンバサダーを務めることになった。
デイモン・ヒルが、ウイリアムズの公式アンバサダーに就任することになった。
1996年にウイリアムズのドライバーとしてチャンピオンになったヒルは、キャリア通算22勝のうち21勝をウイリアムズで挙げた。チャンピオンになった96年を最後にウイリアムズを離れることになったが、今回約30年ぶりに同チームに帰ってくることになる。
ヒルは1996年当時のチームメイトであり翌1997年のチャンピオンであるジャック・ビルヌーブ、Wシリーズで3回チャンピオンに輝いたジェイミー・チャドウィックらと共に、ウイリアムズのアンバサダーを務める。
「ウイリアムズは、私にとって本当に特別な場所。私のキャリアを決定づける瞬間がいくつかあった場所なんだ」
ヒルはそう語った。
「このスポーツに携わり、ここまでのことを成し遂げられたのは、本当に幸運だと感じている。そしてアンバサダーとしてチームに戻ってこれることは、本当に光栄だ。チームの歴史を称え、その伝統と未来を支えるチャンスだ」
またウイリアムズのチーム代表であるジェームス・ボウルズも次のように語り、ヒルの加入を歓迎した。
「デイモンをウイリアムズに迎えることができるのは、とても光栄なことだ」
ボウルズ代表はそう語った。
「チームを代表するのに彼ほど最適な人物は、それほど多くはない」
「デイモンは、ウイリアムズの歴史の中でも最も成功した時代のひとつにおいて決定的な役割を果たし、ワールドチャンピオンを獲得し、今もなおチームにインスピレーションを与え続けるレガシーを残したのだ」
「またジェイミー・チャドウィックとジャック・ビルヌーブが、引き続きアンバサダーとしてチームに残ってくれることを、大変嬉しく思う。彼らは共に、ウイリアムズが体現しうる全て……すなわち我々の歴史、扉を開いて才能を育成するというコミットメント、そして再び世界最高レベルで戦うという野心を反映した、素晴らしいラインアップだ」
「彼らのような人たちがウイリアムズを代表してくれることは、我々が前に進んでいく上で、非常に誇りに思う」
F1王者グラハム・ヒルの息子であるデイモン・ヒルは、1991年にウイリアムズにテストドライバーとして加入。1992年にはテストドライバーとしての業務を続けつつ、シーズン途中にブラバムからF1デビュー。そして翌年、アラン・プロストのチームメイトとしてウイリアムズのシートを掴み、同年のハンガリーGPで初優勝を飾った。
1994年には6勝、1995年には4勝を挙げたが、いずれもベネトンのミハエル・シューマッハーに敗れ、チャンピオンを逃した。しかしそのシューマッハーがフェラーリに移籍した1996年には8勝を挙げ、悲願のチャンピオンを獲得。F1の歴史上初めて、親子揃っての王者となった。
だが同年限りでウイリアムズのシートを失うこととなり、アロウズに移籍。非力なマシンであったが、ハンガリーGPではあわや優勝という走りを見せ、2位でフィニッシュした。
1998年にはジョーダンに移籍。ベルギーGPでは自身通算22勝目を挙げた。これはキャリア最後の勝利となった。
なお昨年まではジェンソン・バトンもウイリアムズのアンバサダーを務めていたが、今季からはアストンマーティンのアンバサダーに”移籍”することを決断している。
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