F1

我々は不利な状況に置かれた……アストンマーティンF1、テスト最終日に僅か6周。開幕まであと僅か「やるべきことは非常に多い」

アストンマーティン・ホンダは、バーレーンテスト最終日に僅か6周しか走れなかった。この状況に、チーフ・トラックサイド・オフィサーのマイク・クラックは「やるべきことは非常に多い」と認めた。

田中 健一

編集: 2026/02/21 2:03

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Lance Stroll, Aston Martin Racing

Lance Stroll, Aston Martin Racing

写真:: Rudy Carezzevoli / Getty Images

 バーレーン・インターナショナル・サーキットで行なわれたF1プレシーズンテスト最終日。アストンマーティン・ホンダは僅か6周しか走ることができず、不安の残る状態で開幕戦に挑むことになった。

 この状況についてチームのチーフ・トラックサイド・オフィサーであるマイク・クラックは、「やるべきことが非常に多い」と認めた。

 アストンマーティンはバルセロナで行なわれたシェイクダウンテストへの参加が遅れ、最大で3日間走行できるにもかかわらず、1日と少ししか走ることができなかった。続いて開催されたバーレーンテスト前半でも、走行周回もペースも不足。PUの出力を抑えて走っているように見受けられるシーンも多々あった。

 対策を施して挑んだはずのバーレーンテスト後半では、その状況はさらに深刻になった。初日にはランス・ストロールがマシントラブルに起因するとみられる不可解な形でのスピンを喫してグラベルに捕まり、走行終了。2日目にはフェルナンド・アロンソが走行を担当し、パワーユニット(PU)のバッテリーに問題が発生してストップしてしまった。

 このトラブルの原因を探るためホンダは、HRC Sakuraでテストベンチを使ってのシミュレーションを実施。しかもPU関連のスペアパーツが不足していたため、貴重なテスト最終日は、走行を著しく制限するとの声明まで出した。

 そして最終日にドライブを担当したストロールは、午前午後合計で僅か6周のみ走行。しかも1度もタイムを計測できぬまま、早期のプログラムを終了させることになった。

 不完全燃焼というより、課題山積みという状況で、全てのテスト機会が終了してしまった格好だ。この後、フィルミングデーやプロモーションイベントを実施して、走行することはできる。しかし、いずれもタイヤが異なるなど、全開走行はできない。その状態で3月1日に控えるPUの仕様凍結(ホモロゲーション)、3月6日からの開幕戦オーストラリアGPに挑まなければならなくなった。

「バーレーンでのテストプログラムを終えたが、最大の課題は信頼性の問題への対応だった。その影響で、走行時間が制限されてしまった」

 クラックはテスト最終日を終え、そう語った。

「そのため、シーズン開幕を前にして我々は不利な状況に置かれてしまっている。通常のプレシーズンテストで行なうべき作業を、全て完了することができなかったからだ」

「やるべきことが非常に多いということは認識しており、このプロジェクトに関わる全員が、どこに重点を置いて改善すべきかを認識している」

「この2週間、昼夜を問わず働いてくれたチーム全員に、心から感謝したいと思う」

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