ハミルトン、予選4番手も「黄旗がなければフロントロウの可能性もあった」ただフェルスタッペンのPPは別次元?
メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1オランダGP予選Q3で黄旗の影響がなければ「フロントロウを獲得できた」かもしれないが、ポールポジションには手が届かなかっただろうと語った。
Lewis Hamilton, Mercedes W13
Alastair Staley / Motorsport Images
ザントフールトを舞台に行なわれているF1第15戦オランダGP。予選4番手となったメルセデスのルイス・ハミルトンは、フロントロウを獲得できた可能性もあったとセッション後に語っている。
ハミルトンはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)のポールタイムから0.4秒落ちのタイムで予選を終えることとなった。ただ、そのQ3のラストアタックでは前方を走っていたセルジオ・ペレス(レッドブル)がスピンを喫し、イエローフラッグが振られたことで、ハミルトンはアクセルを戻すことを強いられた。
「もしイエローフラッグがなければ、上手くいけばフロントロウを争えたと思う」
ハミルトンは予選後にそう語った。
「だから、本当にポジティブな結果だよ。予選でいつも遅れているところを縮めて、この結果がレースペースに反映されるといいね。そうなれば最高だ」
フェラーリ勢を破りフロントロウは可能だと考えていたハミルトンだが、フェルスタッペンを上回るタイムでポールポジションを獲得できていたとは思っていないようだ。
「(ポールを狙えていたと考えるのは)かなり楽観的だと思う」とハミルトンは言う。
「彼らはまだ少し速すぎる。でもフロントロウは可能だったと思う」
そうハミルトンが語る一方で、チーム代表のトト・ウルフは、データ上ではハミルトンが中断を強いられたラップはフェルスタッペンのタイムに匹敵しており、ポールポジションを争えていたかもしれないと明かした。
「我々独自のマシンデータを何度も確認したが、実はアクシデントが起こる前は0.1秒上回っていたのだ」
そうウルフは語る。
「どうやって引き出せていたのかは、現時点では分からない。しかし我々は間違いなく、ポールポジション争いをしていたのだ。いい傾向だ」
「我々はさらに上を目指したい。上位を得られる可能性はあったと思う」
Lewis Hamilton, Mercedes W13
Photo by: Erik Junius
ベルギーGPの予選ではポールのフェルスタッペンからメルセデス勢は2秒以上後れを取ったものの、ザントフールトのコースレイアウトと天候の良さから、オランダGPでは巻き返しも可能だと予想されていた。
ハミルトンは「レースは間違いなくポジティブだ」語るものの「ここはオーバーテイクが難しいから、どうなるか見てみよう」として、次のように続ける。
「僕はロングランをやっていないけど、ジョージはやっていて、かなり良さそうだった。マシンの感触も良くて、もっと速く走れる気がしたんだ」
「それが日曜日に繋がればいいね。でも頑張って、表彰台を目指して全力でプッシュしていくよ」
また、ラッセルもフェラーリ勢とのフロントロウ争いに加わることを期待していたものの、Q2で上手くいかなかったことで、2セット目のタイヤを投入せざるを得なかったことがQ3での結果に大きく影響していると語った。
「Q2のパフォーマンスの低さには驚かされた」とラッセルは言う。
「(Q2で)2セット目も使わざるを得なかったから、Q3では1セットしかなかった。少し変な感じになって、全体的なプランが台無しになったよ」
「なぜスパであんなに遅かったのか、なぜ今回はより期待できるパフォーマンスを見せられているのかが、ハッキリ分からない」
「でも結局のところ、僕らにとってマックスとレッドブルは速すぎる。僕らの戦いはフェラーリとのモノだ」
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